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演目事典

檜垣 :PhotoStory


毎日白河で滅罪の水を汲み岩戸の観世音に供える老女が、今日も杖を突いて現れる。
梅若六郎
昔、庵に檜垣をめぐらせて優雅に暮らしていた遊女は、今は老いを嘆く歌を詠む。
関根祥六
夕暮、老女は岩戸の僧に跡を弔うように頼んで消えていく。
金春信高
僧が老女の住んだ白河を訪ねると、老女の亡霊が現れ地獄の苦しみを語る。
友枝喜久夫
月の輝く夜、罪を軽くしようと釣瓶で白河の水を汲む。
浅見真州
藤原興範の求めに応じて舞った舞を、再び舞い始める。
関根祥六
無常な世の哀れを感じながら舞い、成仏を願う。
橋岡久馬
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写真:森田拾史郎

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