住吉の楽人、富士の妻子が夫を尋ねて都に来た。 高橋汎 富士は、宮廷での太鼓の役を求め、先に都へ行っていた 桜間金記、野村雅 太鼓の役を争って富士が死んだことを知り、妻子は泣き崩れた。 観世銕之丞、清水蓮太郎 夫の形見の舞装束を渡された妻は、出立を止めなかったことを深く後悔した。 藤村健 妻は狂乱し「太鼓こそ夫の敵」と言って、子に敵を討つよう促す。 桜間金記、野村雅 子は、太鼓を打って恨みを晴らそうとする。 清水蓮太郎 狂乱した妻に夫の幽霊が憑依したと見えて、妻は自ら太鼓を打つ。 藤村健 さらには楽を舞った。 内田芳子 敵討ちの太鼓を打ち終えた後、妻は御代を寿ぐ曲を打つ。 観世銕之丞 舞装束を脱いだ妻は、太鼓こそ夫の形見と、しばし眺め、帰っていった。 豊嶋訓三 [一時停止中。画像クリックで再開します]
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写真:森田拾史郎
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