春の清凉寺、大念仏にて。下手な念仏を聞きとがめて、狂女の百万が現れる。 野村小三郎、梅若万三郎 百万は念仏の手本を示し、やがて物狂いの様子を見せる。 生一泰知 それは生き別れになった我が子への思いゆえ。 内田芳子 我が子に逢えますように、と百万は念仏を唱えた。 津村禮次郎 大念仏に来ていた男の子は、百万が母と気づき、同伴の人に確かめるよう頼んだ。 観世喜之 ほか 百万は自分の身の上を語り、我が子を思って舞を舞う。 川島妃咲子 春の花景色の中、我が子への恋しさは募るばかり。 梅若万三郎 思いがかない、ついに我が子と逢えた。二人は喜び、奈良へ帰っていく。 梅若六郎、清水蓮太郎 [一時停止中。画像クリックで再開します]
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写真:森田拾史郎
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