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演目事典

高砂:詳細データ


分類 脇能物、神能物、初番目物
作者 世阿弥
題材 「古今集」序の一節に対する中世の諸注釈類に見られる解釈による構想。特に「古今和歌集序聞書」(三流抄)の影響が注目されている。
季節 春(2月)
場面 前場 春の夕暮れの播磨国高砂の浦
後場 同日夜半の摂津国住吉
登場人物 前シテ 住吉の老人
後シテ 住吉明神
ツレ 老人の妻で高砂の姥(うば)
ワキ 阿蘇宮の神主友成
ワキツレ 友成の従者(2人または4人)
アイ 高砂の浦の男
前シテ 小牛尉(こうしじょう)、小尉(こじょう)
後シテ 邯鄲男(かんたんおとこ)
前ツレ 姥(うば)
装束 前シテ 尉髪(じょうかみ)、水衣、着付・小格子厚板(こごうしあついた)、白大口、腰帯、竹杷(さらえ)を持つ。
後シテ 黒垂、透冠(すきかんむり)、色鉢巻、袷狩衣(あわせかりぎぬ)、着付・色入厚板、白大口、腰帯、扇。
ツレ 姥髪(うばがみ)、鬘帯、水衣、唐織[色無厚板]、着付・摺箔、杉箒(すぎほうき)を持つ。
ワキ 大臣烏帽子、袷狩衣、着付・厚板、白大口、腰帯、扇。
ワキツレ ワキに準じる。
場数 二場
上演時間 約1時間30分

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