月光が照らす夜、僧の読経に惹かれて女が現れる。 観世喜之 女は老い衰えた哀れな身を嘆き仏縁を願う。 本田光洋 僧は女の求めに応じて、法華経の薬草喩本(ゆほん)にある草木が成仏するいわれを語る。 宝生閑 法華経の功力を讃えて、女と僧が語り合う。 観世喜之 女は仏法の功徳を受けると、自身が芭蕉の精であることをほのめかして消え失せる。 豊嶋訓三 女が芭蕉の精となって現れ、世の無常を嘆く。 後藤得三 女が袖を翻して舞うと激しい風が辺りを吹き払い、破れた芭蕉の葉だけが残った。 梅若晋矢 [一時停止中。画像クリックで再開します]
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写真:森田拾史郎
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