花守の老人は、情緒ありげに野辺の女郎花に思いを巡らす。 橋岡久馬 老人は旅僧を案内し、男山を越えて石清水八幡宮へと向かう。 塩津哲生、宝生欣哉 老人は、女郎花についてのいわれを語り、正体をほのめかす。 内田芳子 旅僧の読経により、広野に小野頼風と妻の亡霊が現れる。 中村裕、八田達弥 頼風の妻は生前、自分のもとへやってこない頼風を恨み、放生川に身を投げたのであった。 松山隆雄、梅若六郎 妻を埋めた塚から生えた女郎花が頼風を避けるようで、頼風は古歌を思い出しながら嘆く。 橋岡久馬 妻の哀しみを感じ取った頼風は、妻の後を追って川に身を投げる。 観世銕之丞 恋しき人を追い求めるも、剣に突き刺され、骨を砕かれる地獄の有様を頼風は語る。 内田芳子 頼風の亡霊は、成仏を願って消えていく。 内田芳子 [一時停止中。画像クリックで再開します]
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写真:森田拾史郎
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