大伴皇子に襲われた天武天皇は、吉野山中の国栖の里に逃げ、民家に入り、休んでいた。 亀井雄二(子方)、森常好 ほか 川舟で家に帰ってきた老夫婦は、我が家の上に奇瑞を見て、貴人がいることを知った。 桜間右陣、政木哲司 老夫婦は帝に会い、食事を用意し、もてなした。 津村紀三子 帝の臣下は、食事の残りの鮎の半身を、老人に与えた。 豊嶋訓三 ほか 老人が、いただいた鮎を川に放つと鮎は泳ぎ出し、帝の将来に吉兆を現した。 豊嶋訓三 ほか 追っ手が来たことを知り、老人はとっさに帝を導き…。 中所宣夫、桑田貴志 舟の裏(後ろ)に覆い隠した。 津村禮次郎、駒瀬直也 老人は、舟を探そうとする追っ手に対峙し、怒りを現して追い払う。 津村禮次郎、山本之則俊 ほか 危機を逃れた帝は老夫婦をねぎらい、老夫婦は感涙にむせんだ。 中所宣夫、桑田貴志 夜半になると、妙なる音楽の中、天女が現れ、舞を舞う。 観世淳夫 やがて蔵王権現が姿を見せた。 中所宣夫 蔵王権現は威容を示し、帝の御代を寿ぐ。 松本恵雄 [一時停止中。画像クリックで再開します]
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写真:森田拾史郎
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