旅僧は、夜の芦屋の里(今の兵庫県芦屋市付近)、淀川べりで、怪しい舟人が漕ぎ寄せるのに出会う。 山田純夫 舟人は、化け物・鵺の亡霊だと明かす。 橋岡佐喜男 鵺の亡霊は、弓の名手、源頼政に射抜かれ、命を落とした顛末を語り、見せた。 松井彬 僧に回向を頼み、亡霊は闇の海へ漕ぎ出して消えていく。 渡辺三郎 夜半。鵺の亡霊は、頭が猿、足と手は虎、尾は蛇という奇怪な正体を現し、僧の回向に感謝する。 松井彬 時の帝に病をもたらしたが、 五木田武計 頼政の矢にかかって、地に倒れた。 浅見真州 頼政は名を上げて、自分は丸木舟に押し込められ、暗い淵へと流された。 坂真次郎 山の端の月よ、闇に死すこの身を、照らし出し救い給え。願いつつ鵺は、月影とともに沈み、消えた。 桜間金記 [一時停止中。画像クリックで再開します]
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写真:森田拾史郎
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