播磨国(兵庫県)から来た神官は、夏の加茂の社で、白羽の矢立を見つけ、水汲みの女に謂れを尋ねた。 香川靖嗣、井上雄人 女は矢が御神体であると明かし、加茂三社に伝わる神話を語った。「神の心を汲もう」と水を汲む。 渡辺容之助 神話に詳しい女に興味を持った神職が、身の上を尋ねると、女は神の化身であると告げ、消えてしまう。 大島輝久 加茂の社に仕える末社の神が、祀られている別雷神(わけいかずちのかみ)、御祖神(みおやのかみ)の物語を語る。 野村万蔵 やがて天女に変じた御祖神が現れ、神職に天女ノ舞を見せた。袖を水に浸し、涼やかに舞う。 岡久広 絢爛華麗な舞に続き、夏の大地を揺るがして、別雷神が颯爽と現れる。 坂真次郎 雷、風雨を自在に操る別雷神は、遠くで「ほろほろ」、近くで「とどろとどろ」と、雷鳴を轟かせた。 渡辺容之助 国土を守り、五穀豊穣の実りをもたらす神の威光を目の当たりにする。 松井彬 御祖神が糺(ただす)の森(下鴨神社内)へ飛び去った後、別雷神は天によじ登っていった。 木原康夫 京都、上賀茂神社には別雷神が祀られている。 [一時停止中。画像クリックで再開します]
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写真:森田拾史郎
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