不思議な霊泉、養老の瀧を調べにきた勅使の前に、樵(きこり)の親子が現れる。 香川靖嗣、中村邦生 老人は、勅使の問いに答えて、養老の瀧の謂れを語り、その場所を指し示した。 観世喜正 老人は、老いを忘れる薬水の湧く霊泉を讃える。 内田芳子 竹林の七賢人らの故事を引きながら……。 大村定 立ち上がり、水を汲み、薬水で若々しく活力の漲った姿を見せる。 大村定 勅使が恵み深い霊泉を喜んでいるところに、瑞兆があらわれ、山神が来臨した。 大村定 山神は楊柳観音の化身と称し、谷の水音が奏でる音楽を背に、力強く舞う。 佐野萌 尽きることのない、平和な世の繁栄を讃える。 観世喜正 澄み切った瀧の水に、川下も清く。 観世喜正 よく治められた世は、太平に。 観世喜正 浮き立つ波に袖を返して、ふたたび、みたび平和な世を祝福する。 観世喜正 [一時停止中。画像クリックで再開します]
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写真:森田拾史郎
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