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演目事典

黒塚/安達原:詳細データ


流儀 五流にあり。観世流では「安達原」、他流は「黒塚」と呼ぶ
分類 五番目物、切能物、祈物
作者 不明(金春禅竹あるいは世阿弥とする説もあり)
題材 「拾遺集」
季節 秋(旧暦8月)
場面 岩代国安達原
作り物 大小前に萩小屋(柴屋)、正先に枠桛輪(わくかせわ)
登場人物 前シテ 安達原の女
後シテ 鬼女
ワキ 那智・東光坊の阿闍梨祐慶(あじゃりゆうけい)
ワキツレ 同行の山伏(1名)
アイ 山伏の従者の能力(のうりき)
前シテ 深井、または近江女、曲見(しゃくみ)
後シテ 般若
装束 前シテ 蔓、蔓帯、唐織着流し、着付・刷箔
後シテ 色鉢巻、赤頭(あかがしら)、袷法被(あわせはっぴ)、着付・厚板、半切、腰帯、打杖、負柴(おいしば)
ワキ 兜巾、篠懸、水衣、着付・大格子厚板(おおごおしあついた)、白大口、腰帯、小刀、扇、数珠
ワキツレ ワキに準じる。ただし、着付・無地熨斗目(むじのしめ)
アイ 能力頭巾(のうりきずきん)、水衣、着付・無地熨斗目、括袴、腰帯、脚絆
場数 二場
上演時間 約1時間20分

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