分類 | 三番目物、蔓物 | |
作者 | 世阿弥 | |
題材 | 『伊勢物語』 | |
季節 | 秋(9月) | |
場面 | 前場 | 大和の国石の上(いそのかみ)の里(現・奈良県天理市)にある在原寺の旧跡。 |
後場 | 同じ所。夜中から明け方にかけて。 | |
作り物 | 舞台中央に薄(すすき)の生えた古塚。これは場面により井筒(井戸の周りの枠)の役割も果たす。 | |
登場人物 | 前シテ | 石の上の里に住む女 |
後シテ | 紀有常の娘の亡霊(面、同前) | |
ワキ | 旅の僧 | |
間狂言 | 在原寺付近に住む男 | |
面 | 前シテ | 各流派が大切にしている若い女面を使う。若女(観世)、増女(宝生)、小面(金春、喜多)、孫次郎(金剛)など |
後シテ | 前シテに同じ | |
装束 | 前シテ | 鬘、鬘帯、着付・摺箔、唐織着流し(色入り)、入れて持つ水桶に木の葉を入れて持つ |
後シテ | 鬘、鬘帯、初冠(ういかむり)、巻纓(まきえい)・老繋(おいかけ)、着付・摺箔、縫箔腰巻(ぬいはくこしまき)、長絹(業平菱の文様)、腰帯、扇 | |
ワキ | 角帽子(すみぼうし)、水衣、着付、無地熨斗目、腰帯、扇、数珠 | |
場数 | 二場 | |
上演時間 | 約1時間50分 |