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演目事典

綾鼓 :PhotoStory


庭掃きの老人は、恋する女御が姿を現すようにと鼓を打つが、音が鳴らずに不思議に思う。
高橋章
弱々しく老いた身でありながら、老人は力を込めて鼓を打つが、音が鳴ることはない。
豊嶋弥左ェ門
綾でできた鼓が鳴ることはなく、姿を見せない女御を想い嘆き、老人は池へと身を沈める。
豊嶋三千春
老人が池に身を投げたことを臣下から聞いた女御のもとに、鼓の音が聞こえてくる。
森常好
恋の執心から魔境の鬼となった老人が、亡霊となって女御の前に現われて恨みを語る。
近藤乾之助
老人の亡霊は女御に鼓を打って鳴らすようにと責め立てる。
豊嶋三千春、豊嶋弥左ェ門
老人の亡霊は鞭を振りあげて女御を責め立て続け、女御は池のほとりを逃げ惑う。
喜多節世、内田安信
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写真:森田拾史郎

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