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演目事典

望月 :PhotoStory


信濃国(今の長野県あたり)出身の小沢友房(おざわ ともふさ)は、近江国(今の滋賀県あたり)守山宿で甲屋(かぶとや)を営んでいた。
廣田陸一
友房は、宿泊者が従兄弟に殺された主君の妻子だと気づく。
友枝昭世、塩津圭介、内田安信
主君、安田友春(やすだ ともはる)の子、花若は友房に抱き付く。涙の再会だ。
坂真次郎、中所靖子
奇しくも甲屋に泊まる敵、望月を討つため、友春の妻子は盲目の女芸人一行に扮する。
奥村富久子、南条秀雄ほか
友房は望月の家来に宴会を持ち掛け、友春の妻子とともに、望月の部屋に入る。
岡田麗史、浅井文義、観世淳夫、石田幸雄
友春の妻子が謡を謡い、先走る花若が「討つぞ」というが、友房は鞨鼓(かっこ/小さな太鼓)を打つのだとごまかす。
鈴木啓吾、中所靖子、坂真次郎
花若が鞨鼓を打ちながら、舞う。
奥川恒成
さらに友房が獅子舞で、望月の油断を誘う。
伊藤嘉章
面白い舞に、望月は酒を飲み過ぎてうとうとする。
今井泰男
その機を逃さず、友房、花若は望月を討ち果たす。
友枝喜久夫、宝生弥一
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写真:森田拾史郎

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