ある宵。中国・揚子の市場で酒を商う高風(こうふう)は、潯陽の江で、ある者を待っていた。 森常好 高風が待つのは、海中に棲む猩々。高風の店へ酒を飲みにきていた異形の者だ。 大槻文蔵 高風と会って機嫌のよい猩々は、酒を飲み、舞いはじめた。 関根祥大 月も星もくっきりと輝く、美しい夜。 津村禮次郎 猩々は、興にまかせて珍しい乱の舞を披露する。 大坪十喜雄 その足取りは変幻自在。 長山桂三 二体の猩々が相舞をすることも。 観世喜之、観世喜正 賑やかに、楽しさに満ちて。 坂真次郎、坂真太郎 心の素直な高風に、酒がこんこんと湧き、尽きることのない壷を贈り、自らは酔いに臥す。 香川靖嗣 [一時停止中。画像クリックで再開します]
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写真:森田拾史郎
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