流儀 |
四流(観世、宝生、金剛、喜多)にあり。喜多流では「えんま」と言う |
分類 |
初番目物、脇能物、神能物 |
作者 |
不明(金剛某とも) |
題材 |
不明 |
季節 |
冬(旧暦12月、節分の夜) |
場面 |
伊勢国斎宮 |
作り物 |
宮(小宮) |
登場人物 |
前シテ |
老翁 |
後シテ |
天照大神[観世・金剛は女体、宝生・喜多は男体] |
前ツレ |
老嫗 |
後ツレ |
天鈿女命(女神)、天女 |
後ツレ |
手力雄命(男神)[観世、宝生、金剛]または天女[喜多] |
ワキ |
勅使(大炊御門左大臣公能) |
ワキツレ |
従者二人 |
アイ |
蓬莱島の鬼二、三人、または末社の神 |
面 |
前シテ |
子牛尉、小尉など |
後シテ |
女体時は増、十寸髪(ますがみ)など、男体時は怪士(あやかし)、三日月、東江など |
前ツレ |
姥 |
後ツレ(天鈿女命[女神]、天女) |
小面など |
後ツレ(手力雄命[男神]) |
三日月、怪士、邯鄲男など |
アイ(蓬莱島の鬼) |
武悪 |
アイ(末社の神) |
登髭 |
装束 |
前シテ |
尉髪、水衣、着付・小格子厚板、白大口(はかずに着流しの場合も有)、腰帯、扇、(杖)、白絵馬 |
後シテ |
女体時は、鬘垂髪(かづらすべらかし)(天冠鳳凰立)、白単狩衣(白地袷狩衣)、着付・白綾、緋大口、腰帯、扇。男体時は、黒頭、唐冠、狩衣、着付・厚板、半切、腰帯、扇 |
前ツレ |
姥鬘、鬘帯、水衣、無紅唐織(厚板)、着付・摺箔(着付・無地熨斗目)、黒絵馬 |
後ツレ(天鈿女命[女神]) |
黒垂(鬘)、天冠、鬘帯、長絹、着付・摺箔、白大口(色大口)、腰帯、扇、幣 |
後ツレ(手力雄命[男神]) |
黒垂(黒頭)、透冠(金風折烏帽子)、法被(単狩衣)、着付・厚板、半切(白大口)、腰帯、扇、榊枝 |
ワキ |
大臣烏帽子、袷狩衣、着付・厚板、白大口、腰帯、扇 |
ワキツレ |
大臣烏帽子、袷狩衣、着付・厚板、白大口、腰帯、扇 |
アイ(蓬莱島の鬼) |
鬼頭巾、壷折・厚板、括袴(くくりばかま)、脚絆 |
アイ(末社の神) |
末社頭巾、末社頭巾、縷水衣(よれみずごろも)、括袴、脚絆 |
場数 |
二場 |
上演時間 |
約1時間40〜50分 |