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入門 能の世界:型

能一曲のなかには、クセやキリと呼ばれる特定の箇所をはじめ、謡とリズム楽器に合わせて舞う部分が出てきます。これらも能の局所的な舞のひとつと言えるでしょう。これは仕舞という形式で取り出され、紋付・袴姿で謡だけをバックにして演じられるケースが多々あります。

これら一連の舞は、一つひとつの細かい「型」の連なりによって、淀みなく作り上げられています。型は、所作と呼ばれることもあり、能の演技を構成する、最小の単位といえるでしょう。

基本の型

能の演技を構成する型は、一つひとつ名前がつけられた洗練された動きで、能の様式美の重要な要素となります。

最も基本になる型は、能を演ずる基本姿勢である「カマエ」です。脚部では膝を少し曲げて、重心をやや低く固定し、腕部では肘をやや内側に絞り気味に円く曲げ、右手に扇を持ちます。

動くときの基本動作は「ハコビ」です。重心の高さを極めたまま、摺り足で踵を上げず、一足ずつ前へ進みます。方向を変える場合には、たとえば左方向に曲がるとき、真っ直ぐ進んできた左足のつま先に、右足を「カケ」て、からだごと左方向へ向きます。その際には、右の足先とからだの軸がねじれないように、その場で重心を小刻みに移動させます。

シオリ ─ 隅田川
シオリ ─ 隅田川(関根祥人) © TOSHIRO MORITA

悲しみを表す「シオリ」の型は、やや顔を下に向け、片手または両手で眼の付近を覆って、嘆きの涙を流したり、こらえたりする様子を見せます。また右手に持った扇をいったん後ろに反らせてから目の前に持ってくる「サシ」の型では、遠くの山、海上などを謡の情景描写に沿って指し示したりします。型は、それぞれ特定の心情や情景、動きを表しますが、同じ型で違う心情や情景を表すこともできます。

能の演者は、一連の型をきめ細かく磨き上げ、舞のなかで闊達な連続する動きに導き、曲のなかのさまざまな表現に結び付けていくのです。


仕舞と舞囃子

仕舞とは、先に紹介したように、主にクセやキリなどで、多くの型を駆使して、シテが辺りの情景や自分の心情を表す部分を取り出したものです。

舞囃子は、局所的な仕舞に中之舞などの"舞"が連なる部分を取り出し、囃子つきで舞うものです。いずれも正式な装束や面はつけず、紋付・袴の略式の出で立ちで、主に扇を持って舞います。この扇は、能で使用する中啓という扇ではなく、鎮(しずめ)扇を使います。

56老舗扇専門店、「十松屋福井扇舗」代表取締役の福井芳秀さんのインタビューも合わせてご覧ください

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